デジタル一眼レフカメラと写真の教科書 伝わる写真の撮り方編

「デジタル一眼レフカメラと写真の教科書 伝わる写真の撮り方編」中井精也(著)→

テレビでもおなじみの、大人気の鉄道写真家・中井精也さんによる「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」シリーズ 第3弾です。

第1弾のテーマだった「何をどう撮る?」、第2弾のテーマだった「写真想像力の強化」そして今回のテーマはズバリ「伝わる写真の撮り方」です。


「世界にひとりだけだったら、写真なんて撮らない」という書き出しから始める本書は、「人に伝わる写真とは何か?」を教えてくれます。

そしてそのテーマを解決するために「写真想像力養成チェックシート」というメソッドが紹介されています。

チェックシートの項目は「光」「構図」「レンズ」「メリハリ」「色」「露出」「ピント」の7項目。

このシートに沿って、人の撮った写真を分析することを繰り返し、「写真想像力」を磨きながら「自分だったらどう撮るだろうか?」と考えます。

さらに、そのための「写真想像力養成ドリル」のコーナーもあります。

このように、今回も、一般論を並べたようなガイドブックではなく、個性派中井流テクニック撮り方ガイド満載の内容です。


本書の仕様は、前回2巻と同様の、約20cm四方のソフトカバー。

140ページのオールカラーです。

そして、今回もお約束どおり109分のDVDムービーが付いています。

肝心のコンテンツは以下のとおり。

1章「伝わる写真」って、何だろう。

2章 写真想像力を鍛えると現場でもっと強くなる。

3章 レンズ感覚を磨く、とっておきの方法。

4章 伝わる写真を実現する、構図づくりの極意。

5章 写真の味わい感覚を決める「光」と「露出」。

6章 思いを伝える色とメリハリ、ピントの効果。

7章 写真がうまくなる秘訣は、じつは撮った後にあり。

1章は、冒頭で述べたように、今回のテーマである「人に伝わる写真とは何か?」について書かれています。

2章は、先ほど紹介したとおり「写真想像力」を鍛えるためのシートとドリルがあります。

さらに、「骨格」と「味わい」という、二つの要素を考えながら撮るテクニックが続きます。

3章は、自分の目を「望遠レンズ」や「広角レンズ」にして、レンズ感覚を磨くテクニックが、具体的に詳しく紹介されています。

4章は、「主役」を「脇役」を考えながら、構図のバランスの撮り方の解説です。

前回登場した、中井さんオリジナルの「レイルマン構図」を、さらに進化させた「レイルマン構図ネオ」も登場します。

さらに、「主題ポケット」という構図法も登場します。

5章は、「光」と「露出」による、写真の味付け方の解説です。

太陽の動きをアバウトに読む、「太陽のポーズ」なんてのも紹介されていて面白いです。

6章は、「ホワイトバランス(WB)」や「仕上がり設定」やピント合わせのケース別テクニックの紹介です。

7章は、自分の写真を振り返りながら楽しむ方法が紹介されています。

そして最後のあとがき風コラムでは、毎度のことながら中井精也さんの感銘深い話を読む事ができます。


作例写真も、全巻とおしてどれもこれも良い写真ばかりです。

ミニ写真集としても楽しめて、2度美味しい感じがします。

このシリーズ全巻に言える事ですが、私が今まで読んだ撮影ガイドブックの中で、読む事で一番自分の写真の作風の変わる本だと思います。

ありきたりの撮影ガイドブックに飽き飽きしている方には、中井精也著の「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」シリーズは、是非お勧めです。

★こちらからも「デジタル一眼レフカメラと写真の教科書 伝わる写真の撮り方編」が、ご覧になれます。→