体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ

「体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ」神崎洋治(著)・西井美鷹(著)→

本書は、フォトマスター検定の参考図書として、教科書的な使われ方をされることが多いと聞きます。

実際、自分もフォトマスター検定の受験中は、本書をメインの参考書として使用しました。

その結果、おかげさまで1級に一発合格する事ができました。ありがとうございました!


フォトマスター検定は、意外と銀塩/フィルム関連や歴史的な設問も多く、本書は傾向的に受験対策にピッタリの内容だと思います。

その分、教科書的な文体が、やや読みにくく感じるかもしれません。

しかし、難解な計算式までは出ていませんので、初心者でも安心して読み進めることができると思います。

読みにくく感じやすいのは文体だけではなく、図表がやや小さめで見にくい箇所もあり、全体的に文字が詰め込まれた印象を受けます。

しかし、本書ならではの利点もたくさんあります。

重要なキーワードは「書体を変えた色つき文字」となっていて、頭に入りやすいだけでなく、逆引きにも活用できます。

また、重要なキーワードは何度も出てくる度に、その都度再三説明してくれるので、非常にありがたく感じます。


さて本書の仕様ですが、約A5サイズで、オール2色刷で400ページにもなります。

そしてコンテンツは、以下のようになっています。

第1章 デジタルカメラの概要

第2章 一眼レフカメラとミラーレスカメラ

第3章 レンズ

第4章 撮像素子/イメージセンサー

第5章 デジカメを支える機構・技術

第6章 画像と記録メディア

第1章では、デジタルカメラの概要、歴史、フィルム式カメラとの違いなどが書かれています。

ここでは、カメラ選びのポイントについても書かれていて、仕様表の読み方まで解説されています。


第2章では、一眼レフとミラーレスとコンパクトカメラの違いが主に書かれています。

ここでは特に、レンジファンダーも含めて、ファインダーについてかなり詳しく解説されているのが特徴的です。


第3章では、レンズ全般について書かれています。

さらに、フィルターやオートフォーカスやレンズマウントやフランジバックについても解説されています。


第4章では、デジカメの心臓部でもある、撮像素子/イメージセンサーについての解説です。

CCD、CMOSはもちろん、LiveMOSやFOVEONやハニカム構造の撮像素子/イメージセンサーの説明もあります。

また、今主流の裏面照射素子や、ローパスフィルターについても、詳しく解説されています。

個人的には、この章が一番フォトマスター検定の勉強に役立ちました。


第5章では、デジカメのおなじみの技術が解説されています。

ライブビューや画像エンジンや手ぶれ補正機能やホコリ除去機能から、ISO感度とノイズの関係や、動画撮影についても書かれています。


第6章では、デジタル画像の基礎知識の解説や、画像フォーマット、記録メディアの説明があります。

巻末には、ちゃんと索引が設けられています。

以上のように、本書はフォトマスター検定の参考図書としてだけではなく、いつも手元に置いておいて、疑問が生じる度に開いて見たい一冊となります。

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