ポートレートライティングの超絶レシピ

「ポートレートライティングの超絶レシピ」オフカメラストロボの達人12人(著)→

クリップオンストロボといえば、従来はカメラに取り付けて、光量不足を補う補助光として使うのが一般的でした。

また、本格的にストロボを使うのであれば、大光量ストロボでのスタジオ撮影が一般的で、それを前提とした解説書ばかりでした。

しかし数年前から、「ストロビスト」なんて言葉が流行るとともに、クリップオンストロボをカメラに取り付けずに「オフカメラストロボ」として使うのがブームとなっています。

私も、そのブームに乗っかってる一人なんですが……(笑)

本書は、今話題のオフカメラストロボの達人と呼ばれる12人の写真家による、ポートレートライティングの解説書です。

つまり従来見かけなかった、「クリップオンストロボを中心としたオフカメラストロボ」という、新しいメソッドを紹介する数少ない解説書です。


仕様は、おなじみの玄光社のムック本、約B5サイズのオールカラー128ページです。

巻頭の42ページまでは「基礎編」で、「オフカメラストロボで変わる写真の世界」と題して、上田晃司先生がストロボの基礎を全体的に解説されています。

ここでは、機材やアクセサリーの紹介はもちろん、光と影の性質やその読み方、屋内外のライティングの基礎、ストロボ写真のRAW現像のコツ、世界のストロボトレンドなどについて書かれています。


43ページからは、「テクニック編」で、「クリップオンと大光量ストロボを使いこなそう」と題して、以下の今話題の11人のオフカメラストロボの達人が、各自複数のメソッドを紹介しています。

ストロボで自然光風ライティング<長野博文>

アクティブな動きを瞬間光で止める<才王>

1灯ライティングを極める<吉田裕之>

片手クリップオンで機動力高く<内野秀之>

ダイナミックで透明な画づくり<浅岡省一>

モデルを引き立てるもう一つの光<河野英喜>

美人に写すメソッド頭蓋骨理論HASEO

フィルターで背景を彩る<門嶋淳矢>

変幻自在のライティング術<イルコ 光の魔術師>

ドラマチックに演出する<i-dee

どこでも迅速に美ライティング<大村祐里子>

ここで特徴的なのは、ほとんどの作例写真のライティングが、タネ明かしがされている事です。

俯瞰図と共に、ストロボのセッティングがバッチリ載せられています。

これは、クリップオンストロボを持っているけど使いこなせていない方には、実に美味しい部分ではないでしょうか。

先ずは、気に入った作例写真のストロボテクニックを真似ることから始めて、基礎を身につけるのも良い方法だと思います。


クリップオンストロボは持っているけど、カメラに取り付けてTTLオートの撮影しかしてこなかった方、まずは本書を読んで気に入ったライティングを真似てみることで、ストロボ表現に深みが増すことを実感してみて下さい。

本書を片手に、マニュアル撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか?

12名の達人による多彩な作例写真のタネ明かしが付いて、この価格なら間違いなくお買い得です。

なお、最近のポートレートの解説書は、巻末に登場したモデル達のプロフィール一覧が載っているものが多いですが、本書もその一冊です。

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